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来春に小学校に入学する幼児を対象に就学前診断なんてものがあるのですね。
タロが幼稚園年長の春から丸二年間オランダにいたので、タロの幼稚園卒園の行事やら、小学校入学、一年生の一年間というものがすっぽり抜けている我が家。ジロを通して経験させてもらいましょ。 ジロの入学する学校は、勿論今タロが通っている小学校。五年生が新一年生をグループに分けて誘導してくれます。内科検診、視力、聴力etc...。その間母達は控え室でおしゃべり。初めて体験する卒園の行事や入学に向けての準備など情報収集しておきました。 全部終わると、再び五年生が子供達を連れてきてくれて、最後に今日の結果を聞いて終わり。検査では特に問題はなく、就学前に済ませておくべき予防接種や、追加の検査もなし、ということでした。 が。 最初に提出する問診票に、オランダで二年間暮らしており、日本語の読み書き能力が同年代の子と比べて少し低いかも、云々、と記載しておいたら、「一応校長先生と面談してみますか?状況を詳しくお聞かせ下さい」とのこと。 校長先生とはタロの初登校の時にお会いしています。タロのおかれている状況を理解して下さり、その後も温かく見守って下さっていた先生です。ジロの状況も、3歳半で日本を離れたことを考えると、読み書きがおぼつかなくても大丈夫、きっと入学したらすぐ追いつきますよ、とおっしゃって下さいました。 まあ、私もそう思っていた訳でして。一年生の一学期は平仮名をみっちりやると聞いていましたし、オランダで自宅で私がタロに平仮名を教えていたのに比べれば、遥かに濃厚な指導を受けられる訳ですから。でも、幼稚園のお友達から「じろくんへ」なんてお手紙をもらったり、絵本をスラスラ読んじゃう子に遭遇すると、「ジロ、だいじょうぶか?」なんて焦ったりするのです。 ありがたいことに、今年から学習に遅れのある子や、何か障害を抱えている子に対して、市が専門機関を作ってサポートしてくれるというのです。早速、就学前の子供を対象に面談があるというので、行ってみますか?という校長のお話に「はい、是非!」と即答しました。 ある程度日本語が確立してから英語が入ってきたタロと違って、日本語が未確立の状態で英語の入ってきたジロは、今どちらの言語も未発達のままのように感じるのです。 彼の性格も大きく関与しています。フレンドリー、怖いもの知らず。ハローしか知らないのに、満面の笑みでインターナショナルスクールの初日に教室に飛び込んで行った彼。 いろいろ振り返ると、彼は言葉をきちんと理解しないまま、笑顔とおかしな仕草でコミュニケーションを図り、今日までやってきたのではないか、と。 そう気づいたのは、校長との面談で、こんな場面に遭遇したからなのです。 校長「お名前をきかせてください」 ジロ「**ジロです」 校長「ジロくんはいくつですか?」 ジロ(自信満々に) 「はい!!」 私 (・_・;)?????? 校長「(笑)ジロくんはいくつですか?」 ジロ「はいっ!!」(さらに元気よく) わかってない...... 私「ジ、ジロ。校長先生は何歳ですか、って訊いているんだよ」 ジロ「え・・・」 一瞬笑顔の固まるジロ。でも、すぐに気を取り直して再び笑顔で ジロ「6歳です!」 語彙の種類が圧倒的に少ないのです。ちょっと言い方を変えられると理解できない。それより驚いたのが、わからない質問に対してとりあえず返事をしているこのお方....。 タロなら、おそらく私に小声で「なんて言っているの?」って訊いてくるはず。 もしかしたらジロはこんな風にわかんなくても適当に笑顔で返事をしてこれまでやってきたのではないかと....。 そんな訳で、彼の日本語の発達が小学校入学後の学習ですぐに追いつくものなのか、それとも特別なサポートを必要とするのかを確認するために、その専門機関とやらの面談を希望した次第です。どんな診断になるのでしょうね....ちょっぴり不安。
by shipmaker2
| 2006-11-12 10:10
| 言語習得の不思議
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